不妊治療の前に卵子について知っておこう!
こんにちは、ぺろ美です。
昨日、
不妊治療中の人必見☆卵子の質を良くする食べ物! - 38歳からの不妊治療で、卵子の質を高めるための食べ物についてご紹介しました。
そこで、ちらっとお話ししましたが、卵子は産まれてから新たに作られるものではありません。
したがって、一度卵子がなくなると新たに数を増やすことができないのです。
卵子の数ってどうなっていくのか・・・今日はそこについて見ていきたいと思います。
また、卵子の質が低下すると妊娠にどのような影響が出るのかも見ていきます。
女性の卵子は生まれたときに数が決まっている!
女性は、産まれるときに100~200万個の卵子をすでに持っています。
そして、それ以上新たに作られることはありません。
この卵子は、産まれてから毎日数が減っていっています。
初潮の時には30万個まで減っているとのことです。
初潮までの間にもかなり減ってしまうのですね。
そして、妊娠できる時期にはさらに減り、10~30万個。
37~38歳で2万5千個以下に・・・
その後十数年で1,000個以下になってしまいます。
そして最後は産まれ持ってきた卵子がなくなり、閉経となります。
この閉経の時期が50歳前後と言われています。
ぺろ美は38歳(検査した時にはまだ37歳ですが・・・)で卵子の数が46歳程度・・・。
閉経が50歳としたらあと猶予が4年というところでした。
あくまで閉経が50歳というのは、通常の場合です。
ぺろ美の場合はチョコレート嚢胞があるので、この病気が進んでいたらもっと閉経が早かったかもしれません。
こう考えると、本当にギリギリでした。
産まれたときに100~200万個あると言われていますが、このように考えると女性の卵子は本当に貴重だと感じます。
100~200万個ある卵子がこんなに早く減る理由
産まれたときに100~200万個ある卵子がなぜ50歳前後でなくなってしまうのか・・・
冒頭でもちらっとお話ししましたが、卵子は日々減っています。
女性の卵子は毎月1,000個くらいが月経と関係なく育っています。
この1,000個の中から月経周期と一致する受精するのに良い卵子だけが排卵されて、あとはしぼんでなくなってしまうのです。
これを計算すると、毎日30~40個ずつ卵子がなくなっていることになります。
これが、卵子が50歳前後までになくなってしまう理由です。
不妊治療(体外受精)では、薬を使うのは採卵に向けて受精に良い卵子を1個だけでなく、複数個作るために内服や注射でコントロールしていきます。
卵子の質が低下すると・・・
- 卵子の減数分裂がうまくいかなくなる(染色体に異常の持った卵子が増える)
- 卵子細胞質でのミトコンドリアの機能低下(発育不良になる)
- 卵子細胞質でのカルシウム放出低下(受精後の胚発生が悪くなる)
- 細胞の老化に関与する染色体末端のテロミアが短縮(細胞分裂が停止する)
うーん・・・
難しい・・・
つまり、
簡単に言うと「染色体に異常がある卵子で、受精してもきちんと育ってくれない」ということでしょう。
これは子宮に着床できるかできないか以前の問題になる可能性もありますね・・・。
妊娠するには質の良い卵子を一個でも多く残すことが大切!
今日は、卵子の数について見てきました。
なぜ、質の良い卵子を残していく必要があるのかということが少し分ったでしょうか・・・。
毎月の排卵時に質の良い卵子が排卵できなければ、毎月1,000個程度の卵子を無駄にしていることにもなります。
不妊治療中の人必見☆卵子の質を良くする食べ物! - 38歳からの不妊治療
の記事を参考に食事を見直して、質の良い卵子を毎月育てて不妊治療、妊活に臨んでもらえたらと思います。
質の良い卵子を育てるためにおすすめの栄養素は?
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