看護師ぺろ美の38歳からの不妊治療

38歳に不妊治療を始めて妊娠・出産そして現在育児に奮闘中!不妊治療・妊娠・育児などを看護師としての知識や自身の経験について語ったブログです。

妊活時の飲酒はダメ?アルコールの妊娠への影響とは何か・・・

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こんにちはぺろ美です。久方ぶりの更新になってしまいました。

今日は、妊活時のアルコールの影響についてです。

 

ぺろ美も訪問看護の仕事をしているときに、行ったお宅で言われました。

では、なぜ妊活中の飲酒がダメと言われるのでしょうか・・・。

 

 

アルコールと妊娠の関係

妊活中の飲酒が妊娠にどのように影響しているかはまだはっきりとはわかっていないようです。

 

ただ言われているのは、

 

  • 肝機能低下によりエストロゲンの分解がうまくいかなくなり、ホルモンバランスの乱れが起こること。
  • 酸化ストレスによる卵子の乱れ

この2つが指摘されています。

 

肝機能の低下

 過剰な飲酒により、肝機能が低下してしまいます。

 

女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」は妊娠には大事な役割をする女性ホルモンです。

エストロゲン」は子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすいようにふかふかのベッドを作ってくれたり、精子卵子と出会いやすくするように粘液の分泌を促す働きがあります

そんな、大事な「エストロゲン」は肝臓で分解されるのですが、飲酒により肝機能が低下することで、「エストロゲン」の分解がうまく出来ず、性周期が乱れてしまいます。それにより、女性ホルモンの乱れがおき妊娠しにくくなってしまうのです。

 

酸化ストレス

まずは、酸化ストレスとは何ぞや?っというところから・・・

 

酸化ストレスとは

アルコールの過剰摂取や過度なストレスなどで活性酸素が大量に発生すると、活性酸素を抑える抗酸化作用の働きが追い付かずバランスが崩れてしまいます。これが“酸化ストレス”の状態です。

妊活中のお酒が及ぼす影響って?お酒はいつからやめる? | Bimba.Club

 

酸化ストレスは、細菌やウイルスから身体を守ってくれるがあるので大事なものですが、身体に増えすぎてしまうと悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

この酸化ストレスにより、健康な卵子を老化させてしまったり、男性では精子の運動率が低下したり、DNAの損傷を招く原因になります

 

 

妊活中の飲酒がダメと言われる由縁は「肝機能の低下」や「酸化ストレス」が起こってしまうということからです。

 

こう言われると確かに妊活中の飲酒は控えた方が良いのかもしれません。

しかし、お酒が飲めないのもストレスになります。

ストレスになるのであれば、適度な飲酒であれば妊活中もお酒は飲んでも良いとぺろ美は思います。

 

ただし、あくまでも適度な量!

 

大量に飲んでいると、今回ここでお話しした「肝機能の低下」や「酸化ストレス」が起こってしまいます。

 

過剰な飲酒は絶対にやめましょう!

 

毎日飲んでいたのを週に2回に減らしたり、

タイミングをはかって、なかよししたあとは禁酒して、生理が来てリセットしたら禁酒を解禁するというのもひとつの方法ではないでしょうか。

 

ちなみに、ぺろ美はお酒が好きなので不妊治療(体外受精)しながらも、時々飲んでました。

ペースとしては、週に2~3日に1回のペースだったと思います。

(もともと、独身の頃は毎日350mlの缶で晩酌したり、仕事帰りに一人飲みしてましたが、旦那ちゃんが飲まない人なので、一緒に住み始めてからは毎日飲まなくなり飲む量も減っていました。自然に飲む量や機会が減ったので妊娠してから比較的楽でした。少しずつお酒を飲む量は減らした方が、妊娠して禁酒しなくてはいけなくなった時のストレスが少ないかもしれません。)

 

もちろん、胚移植したあとは禁酒しました・・・。

 

妊娠前のアルコール摂取での胎児への影響は考えにくいようです。あくまでも過剰にアルコールを摂取してしまうと妊娠しにくい身体になってしまうということです。

 

これを踏まえたうえで、やっぱり禁酒して体を整える!というのであればそれでも良いですし、ぺろ美のようにお酒が好きな方は過剰に摂取しないように気をつけて飲酒していくというのもひとつの方法です。

 

今後の妊活の体作りの参考になればと思います。